試料研磨機を使って研究に励む梶野さん㊧と福山さん㊥

 印南町西ノ地のアイエムティー株式会社で22日から、秋田大学国際資源学研究科の大学院生2人がインターンシップで鉱物の取り出し方の新たな技術開発に取り組んでいる。

 同社は半導体や試料研磨機製造の世界的なトップメーカー。鉱物を取り出す際にも試料研磨機が必要で、秋田大学でも同社の機械を導入しているのが縁で昨年から学生を受け入れている。

 同大製錬プロセス資源循環工学研究室の梶野愛さん(22)と福山拓飛さん(23)が1週間のインターンシップに臨んでいる。梶野さんは薬品を使い化学反応させて鉱物から金を効率よく取り出す方法、福山さんはパソコンやスマホ、太陽光パネルなどに含まれる銅などの鉱物をより細かく取り出すやり方を研究しており、将来も研究者の道を志している。

 2人のジャンルは違うが、金や銅の抽出過程で研磨は必須。同社の社員から研磨機の取り扱い方を教えてもらいながら実践し、金が含まれる鉱物を削ったり、取り出した銅に薬剤をかけて表面がどう変化しているかを研磨して調べるなど、本格的に研究していた。2人は「研磨機はすごく扱いやすい。技術を学んで、将来は日本を代表する研究者になりたい」と目を輝かせていた。同社の森川俊介代表は「将来を担う若い研究者が来てくれるのはうれしい。和歌山と秋田の地域間交流にもつながれば」と話している。