20日、市民文化会館で「漫才のDENDO」と題した寄席が開かれた。舞台にはベテランの中田カウスをはじめ、M1グランプリ2019で史上最高得点を記録して優勝したミルクボーイ、兄弟コンビのミキ、狂言風の言葉遣いと着物姿が特徴のすゑひろがりず、勢いに乗る若手のエバースなど、豪華な顔ぶれが並んだ。チケットは発売後すぐに完売。人気芸人がそろったこともあるが、日高地方に根強いお笑い人気を示すものといえる。
そのお笑いの舞台で、地元から注目される芸人がいる。日高町出身の﨑山祐さん(34)が組むコンビ「ファイヤーサンダー」(ワタナベエンターテインメント所属)だ。日本一のコント師を決める「キングオブコント」ファイナルに3年連続で進出し、業界内でも実力派として一目置かれている。
ファイヤーサンダーの持ち味は、緻密な構成と予想を裏切る展開。ユーチューブには新作が次々と投稿され、SNSでも「完成度が高い」と話題を集めている。筆者も更新を欠かさずチェックしているが、画面越しでも伝わるセンスとテンポの良さに驚かされる。
KOCでの成績は一昨年4位、昨年3位と着実に順位を上げてきた。今年は悲願の優勝に手が届くのではないかと期待が高まる。すでに各種ネタ番組に出演しているが、頂点を極めれば全国区での露出はさらに広がり、真のブレークにつながるだろう。
寄席のチケットが即完売するほど、お笑い人気が根強いこの地方。ファイヤーサンダーが頂点をつかめば、地域にとっても明るい話題となり、大きな活力を生むに違いない。決勝は10月11日放送。今度こそ優勝を勝ち取り、本紙で報じたいと願う。(城)


