平和への願いを込めて鐘をつく参加者

 浄土真宗本願寺派和歌山教区御坊組(青木和教組長)の「平和の鐘の集い」が15日、御坊市の本願寺日高別院で開かれた。

 毎年9月18日、浄土真宗本願寺派が東京の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「国立千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要」を実施。同御坊組もその日程近くで敷地内の御坊幼稚園が休園になる日を選び、日高別院で「平和の鐘の集い」として梵鐘をついて平和を願っている。戦後80年の節目となる今回は敬老の日の15日に実施し、約20人が参加した。

 本堂前で読経を行い、青木組長のあいさつのあと湯川逸紀副組長が趣旨を説明。「9月18日は太平洋戦争につながる満州事変の発端、柳条湖事件が起こった日。戦後80年は大きな節目ですが、ここで終わらせてはなんにもなりません。ずっと続けて、引き継いでいきたいと思います」など話し、同別院の梵鐘は戦時中に供出されたが返還を受けたという経緯があり、平和の祈りを込めてつくにふさわしいことなども説明した。一同は鐘楼に移動し、5つの検査痕なども確認して1人ずつ順番についていった。

 鐘はひとつきごとに大きく鳴り響き、参加者は平和への願いを込めていた。