2025年度JOCジュニアオリンピックカップ第38回全日本小学生相撲優勝大会関西ブロック大会が24日、奈良県立橿原公苑相撲場で開かれ、個人戦5年生の部で中西幸誠君(和田小)が準優勝。11月30日に東京の両国国技館で開催される全国大会への出場を決めた。

5年生の部は近畿6府県の予選を勝ち抜いた22人がトーナメントで熱戦。中西君は1回戦で大阪の選手を押し出し、2回戦で京都の選手を上手投げ、準々決勝で奈良の選手をはたきこみで破り、ベスト4入りで全国切符を獲得した。続く準決勝では昨年のわんぱく相撲全国大会大関(2位)の片桐叶樹選手(大阪)を突き落としで下し、決勝は今年の同大会小結(5位)の小脇太一選手(大阪)に寄り切りで敗れたが、堂々の準優勝となった。
身長147㌢、体重67㌔で、立ち合いのぶつかりに自信。おととし1月から日高町柔道教室で柔道を始め、昨年のわんぱく相撲県大会後、箕島相撲クラブにも通っている。柔道で鍛えた足腰の強さを生かし、押しの力に投げの技術を身に付けながらメキメキ成長。今年わんぱく相撲全国大会を経験し、自信をつけて、この大会には昨年の1勝以上と意気込み臨んだ。「準々決勝以降は立ち合いのぶつかりから相手の強さが違った。うれしい。自分でもここまでいけると思わなかった」とにっこり。全国大会へ「とにかくまず1つ勝つ。もっと押しを強くして、課題のスタミナもつけて、思い切ってぶつかりたい」と張り切っている。


