御坊市の社会医療法人黎明会健診センター・キタデに勤務する医師の清水健太さん(34)=御坊市=が、18日からポーランドで始まるハンドボールの第25回男子ジュニア(U―21)世界選手権に、日本代表チームのドクターとして参加する。男子代表U―21のチームドクターは4年目。「これからのハンド界を背負う選手たちがいい結果を出せるようサポートしたい」と話している。

ハンドボールの男子ジュニア(U―21)世界選手権に帯同する清水医師

 愛知県名古屋市出身で、福岡県の産業医科大学を卒業し、専門は整形外科。昨年4月から黎明会で働いている。

 中学から大学卒業後も含めて、ハンドボール歴12年以上。産業医科大付属病院時代の2022年、ハンドボールの代表チームに関わる産業医科大の先輩医師から声がかかり、U―21チームのドクターとして同年アジア大会、23年世界選手権、24年アジア大会に帯同。今年は6日から東京での強化合宿、10日からポーランドでの海外遠征、そして18日からの世界選手権に帯同する。

 帯同ドクターの仕事は外傷や疾病の対処はもちろん、感染症対策からアンチドーピングの教育までさまざま。過去には新型コロナの対策で苦労したり、試合中にチームドクターがいない対戦国選手の処置をしたりしたこともある。

 けがやコンディション不良はトレーナーとともにケアするが、慣れない異国で起こりやすいという発熱や下痢など内科的な対応はドクター一人。タイトなスケジュールのなか、試合が終わってからの夕食後、選手をケアするうちに日付が変わることもよくあるという。

 選手にとってドクターはコーチらスタッフより距離が近く心情やプライベートを話せる存在で、メンタル面もサポートする。アンチドーピングでは選手と連絡を密に、薬以外のサプリで「うっかり」もないよう対策を徹底している。「チームのサポート役でしかありませんが、選手たちが最善の形で試合に臨めるよう、合宿、遠征、大会を通し、24時間体制でサポートを徹底したい」と話している。