日高川町和佐、和歌山南陵高校野球部の顧問アドバイザーに、多くのプロ野球選手を輩出した社会人チームの熊谷組(現在は廃部)監督などを務めた清水隆一さん(65)=東京都出身=が就任した。3日には初めて部員を指導し、「自分で課題を見つけ、考えて練習することが大切」などと強調し、「南陵が甲子園に出場できるように指導したい」と抱負を語った。
清水さんは1977年、早稲田実業野球部主将として春と夏の甲子園に出場し、いずれもベスト8入り。大学は早稲田に進学し、4年時には主将としてチームをまとめた。82年に株式会社熊谷組入社。同年から89年まで8年連続都市対抗野球大会出場。84年には日本対キューバの国際野球大会の全日本メンバーに選出され、86年には社会人ベストナインにも選ばれた。92年1月に熊谷組野球部監督に就任し、同年夏の都市対抗野球大会で準優勝。高校野球の指導者としては2001年から花咲徳栄(埼玉)の総監督を任され、県予選を勝ち抜くことができなかった無名校を全国の強豪校に育てた。公立の金足農業(秋田)の指導者も務め、18年夏の甲子園で準優勝させた立役者としても知られている。
南陵野球部は部員7人で、全員が1年生。この日の練習では清水さんから打撃、守備など約2時間にわたって指導を受けた。スローイングでは肩や肘への負担を軽減する投げ方、打撃ではバットスイングの速さをアップさせる体の使い方などをアドバイスし、野球への取り組みとしては「監督やコーチからやらされているような練習はダメ。自分の課題を解決するためにどのような練習が効果的かを常に考えて取り組むことが重要」などと助言した。今後も定期的に同校を訪れて指導する。


