
23日告示、6月1日投開票の県議会議員日高郡選挙区補欠選挙(欠員1)に向け、無所属新人で元日高町議、芝充彦氏(53)=日高町高家=の後援会事務所開きが17日、荊木48―1の現地で行われ、支持者ら約200人(主催者発表)が集まった。芝氏は力を入れたい取り組みとして防災や教育を挙げ、「日高郡のために、約4万8000人の幸せのために、全身全霊で頑張ります」と力を込めた。
吉田佳誠後援会長は「任期は約2年しかないが、この保守の議席を守るため、皆さんの力を借り、ともに戦っていきたい。芝さんを県政で活躍させていただきたい。協力よろしくお願いします」とあいさつ。選対副本部長で由良町の玉置一郎議長、美浜町の谷重幸町議らも支援を呼びかけた。
芝氏は「11年前、町民のためにと志を持って町議に初当選したときの信念は今もブレていない。県議補選に立候補するかどうか、その信念と正直に向き合い、考えて腹を決めました」とあらためて決意を示したうえで、「日高郡のためにやります、約4万8000人の幸せのために、全身全霊で選挙に臨む。御坊を含めた日高地方1市6町のために粉骨砕身、戦っていく」と抱負を述べた。
「公約」として掲げた防災について「町議会で執行部とやり合ってきたが、町議として培った知識、経験から県全体を見ると、まだまだ整備が足りていない。その整備の一翼を担えるような、皆さんの命を守る議員を目指したい」。防災に関連する第1次産業をはじめ、第2次産業にも目を向け、それらの振興にも取り組んでいくとした。教育では「今はスマートフォンでやりとりし、情報、知識を得るが、私が育った昭和の『相手の目を見て話す』を原点に、それを肝に銘じ、ICTを取り入れながら、私自身も勉強していきたい」。さまざまな分野で「皆さんの声を聞き、しっかり研さんし、お役に立てるよう誓います」と約束。「どうか勝たせてください、どうか助けてください」と深々と頭を下げ、最後に支持者らと「ガンバロー」を三唱した。