広島県警が制作した詐欺対策を呼びかける動画がSNSで話題になっていると、テレビの情報番組で紹介されていた。広島県警が公式Xに投稿したSNS型のロマンス詐欺と投資詐欺を防止するための動画。安佐南署が制作し、投稿から1週間で1000万回以上再生されたという。
「SNS型詐欺防止の歌」との書き出しの投稿には、フォークダンス「オクラホマ・ミキサー」で知られる楽曲「藁(わら)の中の七面鳥」のイントロから始まる動画が添えられている。番組によると、安佐南警察署と梅林よつば保育園が協力して動画を制作。楽曲が進むと、幼稚園児たちの愛らしい声で「ロマンス詐欺」と「投資詐欺」、それぞれの手口を説明する替え歌が流れてくる。軽やかな曲に合わせて5人の制服姿の警察官がダンスを披露。息ぴったりのパフォーマンスを見せるなか、歌詞で「インスタ、ラインで言い寄って」「現金送ってだまされて お金は二度と戻らない」と呼びかけている。
先日、着信音が鳴るスマホを手に父親が「『+64』から始まる番号や。なんな?」と聞いてきた。おそらく国際電話番号だと思い、「放っといていいよ」と返答。和歌山県警のHPを見てみると、「+(プラス)1や+(プラス)44などから始まる電話番号が表示された場合は要注意! この電話番号を悪用した特殊詐欺被害が急増しています」とあった。
県内で今年9月末までに認知されているSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は99件・約7億5400万円、特殊詐欺被害は97件・3億6500万円。御坊署管内での被害はいずれも確認されていないが未遂はあるそう。手口を知ったり、意識を高めたりし、被害に遭わないようにしてもらいたい。(笑)