若中の熱気を乗せて屋台が激しく競り合う

 10月の秋祭りシーズンが到来。2日は日高地方トップを切って、印南町の山口・印南八幡神社の祭礼、印南祭が行われ、午前中は浜、地方(あげ)、津井、楠井、上野、野島、西山口の山口八幡神社氏子らが印南港で激しく屋台を競り合った。

 午前8時半ごろ、多くの見物客が待ち構える中、印南港で各組の集落のシンボル「お傘」を先頭に幟や屋台が合流。競り合いでは「ソーリャ、ソーリャ」「倒せ、倒せ」と若中らの勇ましい掛け声に合わせ、屋台同士の激しい押し合いを繰り広げた。

 港を出てからは、印南の街中を屋台が練り歩き、山口八幡神社で地方の雑賀踊りを奉納。午後からは再び印南港の御旅所へお参りした。

 本郷、宇杉、光川、東山口の印南八幡神社の氏子らは、午前中に宮入り。午後からは印南川で神輿と屋台の川渡りが行われ、印南港横の御旅所へ出発した。