定数が14から12となり、現職9、元職1、新人3の13人が立候補したみなべ町議選は、自営業の新人松下恭子氏(46)=埴田=が1149票を獲得し、トップ当選を決めた。涙をのんだのは天野仁氏(74)=同=で、12番目と74票差で落選となった。
開票は町長の当確発表後に行われ、午後10時ちょうど、3回目の確定票で差がついた。
松下氏は地元埴田区の推薦を受け、候補者唯一の女性として住民の声を聞く町政とのパイプ役に徹することを有権者にアピール。1000票以上を獲得し、トップ当選を飾った。
松下氏以外の新人候補は、﨑山晃市氏(54)=晩稲=が764票を獲得し2位。川口輝樹氏(55)=市井川=が632票を獲得し4位。それぞれが上位に食い込み、健闘をみせた。