俊足を生かしたスピード感あるドリブルが持ち味の竹中選手

 7月2日から5日までの4日間、岐阜県の川崎重工ホッケースタジアムで開かれるU18女子ホッケー日本代表最終選考会(日本ホッケー協会主催)に、1月の1次選考をパスした紀央館高校3年の竹中璃子選手(御坊市野口)が参加する。メンバ―に選ばれれば日高地方初の日本女子ユース代表入りとなり、9月と10月に行われる国際試合に参加する。

 1次選考会は全国9ブロックを東日本(北海道、東北、関東、北信越)、中日本(東海、近畿)、西日本(中国、四国、九州)の3地区に分けて開催し、学校推薦を受けた実力のある選手たちがテストを受けた。

 竹中選手が参加した中日本の1次選考には約90人が集まり、走力などのフィジカルと実践形式(試合)で審査され、42人が合格した。今回の最終選考には各地区審査をパスした約90人が集まり、U18女子ホッケー日本代表のスタッフらが審査し、代表メンバー25人程度を選出する。メンバー入りすれば、いずれも岐阜県で行われる日中強化練習会(9月1日~6日)や日韓交流試合(10月23日~28日)に参加する。

 竹中選手はFWで紀央館高校のエースストライカー。中学時代は陸上部に所属し、俊足を生かしたスピード感あるドリブルが持ち味。相手の守備を突破し、どこからでもゴールを狙えるセンスもある。

 最終選考会に向け、竹中選手は「得意なプレーでアピールし、全日本に入れるように頑張ります」と話し、顧問の喜多英登監督は「持ち味のスピードを発揮し、思い切ったプレーをしてほしい」とエールを送っている。