御坊市母子保健連絡協議会が27日、市役所で開かれ、2023年度に国から示された成育医療等基本方針に基づく評価指標に対する市の現状が報告された。それによると、朝食を食べない子どもが1割を超え、国の現状や目標数値を大幅に上回っているほか、子どもの虫歯が多い、妊婦の喫煙率が高いなどの課題も浮き彫りとなった。

 成育医療は胎児から新生児、小児、思春期、保護者、妊産婦に対して必要な医療、保健、行政サービスなどを連続的、包括的に提供する医療。昨年3月に成育医療等基本方針に基づく計画策定指針(23年度から28年度まで6年間)が閣議決定され、妊産婦の保健・医療体制、低出生体重児、子どもの生活習慣などに関する国の現状と3年後の目標値(中間評価)が示された。

 このうち、御坊市の朝食を欠食する子どもの割合は小学校6年生12・5%、中学3年生11・3%(23年度)。前年度に比べると改善しているものの、国の現状値5・6%(22年度)の2倍で、目標値0%と大きな開きがある。また、虫歯のない3歳児の割合は国89・8%、目標値「増加」に対して市は79・8%、虫歯のない10代の割合も国71・7%、目標「増加」に対して市が63・2%でともに低い状況。妊産婦の歯科検診受診率は国30・3%で、市は未実施。妊娠中の喫煙率は国1・9%、目標値0%に対して御坊市は3・3%。児童、生徒の肥満傾向児の割合も国の現状より高くなっている。一方で産後ケア事業の利用率が高いなど、国の現状より進んでいる項目もある。

 協議会ではこれらの指標とは別の集計で、市内中学生の推奨睡眠時間が取れている割合が1割と低い状況についても報告があった。担当課は「今回、御坊市の課題について医療、学校、行政などの関係機関に知ってもらうことができた。今後もライフステージ別の支援強化や相談体制の充実が求められている」と話している。