筆者のパソコンのキーボードの右側はテンキーと呼ばれる数字入力用のキーが配置されている。しかし、数字を入力しようとしても出てこないことが多い。これはテンキーの左上にある「num lock」とうボタンを押してしまうからだ。このボタンは使用頻度が高い「back space」の右隣にあるため、知らず知らずのうちに押してしまい、いざ数字を打ちたいというときに表示されない。いろいろ試して「num lock」を無効化してみたところ、作業効率がアップした。

 多くの人が普段なにげに使っているパソコンだが、少しの工夫で仕事の効率を良くすることができる。もっといろんな効率アップ法がないかと探す中、森新著の「脱マウス 最速仕事術」という書籍を見せつけた。パソコンと言えばキーボードとマウスがセットのように思うが、本書ではタイトル通りマウスを極力使わず効率を上げる方法を掲載している。要はショートカットキーを使いこなすということで、さまざまな便利なショートカットが掲載されている。

 いくつか紹介すると「ctrl」を軸とする方法では「C」でコピー「X」で切り取り、「V」で貼り付けは基本だろうが、「A」で全選択、「F」で検索、「S」で上書き保存、「P」でプリント、「W」でタブ削除などがあり、「Z」で戻る、「Y」で進む、「tab」でブラウザなどで隣のタブに移ることができる。

 「ctrl」以外では「F12」が名前をつけて保存、「F7」が入力した文字をカタカナにする、「ウィンドウズボタン」+「D」でデスクトップに戻る、のも個人的に便利に感じた。まだまだ使いこなすにはほど遠いが、いずれは「脱マウス」で仕事効率アップを目指したい。(城)