きょう4月14日はフレンドリーデー。ちょっと無理がある語呂合わせのように思うが、4(よ)1(い)4(よ)で、「(友達って)よいよ」というのが由来。大切な友達と友情を確認し合うことを目的とした記念日で、2000年11月に株式会社スーパープランニングが制定した。

  友達は困ったときに助けてくれたり、一緒に喜んでくれたりし、人生を豊かにしてくれる。しかし、それだけでなく、健康にも大きく影響するという。インターネットの記事によると、約30万人のデータから一番寿命に影響を与えているのは何かを調べたところ、喫煙や飲酒、肥満などよりも人とのつながりが重要で、孤独が最も健康に悪い影響を与えたという。実際に急性心筋梗塞の患者に対し、誰も見舞いに来てくれなかった患者は半年以内に70%が亡くなったが、2人以上の友達が見舞いに来てくれた患者の死亡率は26%だったというデータもある。

 ところで、人生80年とし、何らかの接点を持つ人は約3万人だそうだ。そのうち、親しく会話を持つことができる人は300人程度といわれている。地球上の約80億人に対して割合で考えると、限りなくゼロに近い。さらに少しでも生まれた時代が異なっただけでも今の友達ではなく、違う友達だっただろう。そう考えると、今、そばにいる人たちとの出会いは奇跡的な出会いともいえる。

 一緒に暮らしていたり、一緒に仕事をしていたりすると嫌になってしまうこともある。しかし、出会った人たちには生きる上で大きなプラスを与えてもらっている。4月は出会いの季節。学校や職場でも新しい人が入ってくる。人に対して常に感謝の気持ちを持ち、一期一会の精神で接しよう。(雄)