満開のクマノザクラの前で記念撮影

 熊野古道楽歩会(小池安彦代表)の第60回記念例会が古座川町で開かれ、満開のクマノザクラの花見とウオーキングを楽しんだ。

 会員21人が参加。当日は快晴に恵まれ、清流古座川に沿って歩きながら2018年に発見された新種のクマノザクラを観賞した。桜の新品種発見は約100年ぶりで、地元では長年、早咲きのヤマザクラと思われていたという。一行は同町在住で桜に詳しい山本隆寿さんの案内で歩き、中崎地区、池野山の「標本木」などでは上品な淡いピンクの花が咲き誇る様子を見ながらソメイヨシノ、ヤマザクラとの違いなどで説明を受けた。

 一枚岩などの奇岩も見て回り、参加者は「満開の時期に来れてよかった。また来たいですね」と満足そうに話していた。