2024年、辰年がスタートした。昨年、また年末年始は日高地方出身のお笑い芸人の活躍が光った。

 まず日高町出身の﨑山祐さん(32)のコンビ「ファイヤーサンダー(ワタナベエンターテインメント)」は、昨年ついにコント日本一を決めるキングオブコント(KOC)2023の決勝進出を果たした。惜しくも優勝は逃したが人気番組で実力派のコントを見せつけ、多くの注目を集めた。その後はKOCファイナリストとして数多くのネタ番組などに出演しており、年始恒例の人気番組「爆笑ヒットパレード」でも、他の人気芸人と並んでネタを披露した。

 御坊市出身のこうだいさん(27)=本名・福居滉大=のコンビ「骨付きバナナ(松竹芸能所属)」は、年またぎに日本テレビ系列で放送された「ぐるナイおもしろ荘」に出演。年明けすぐに放送される人気番組で、まだ世に名前が知られていない芸人を中心に、ナインティナインや有吉弘行さんらを前にネタを披露する番組。ブレイク芸人の登竜門とも言われる番組で、業界の注目度も高く、過去には多くの人気芸人を輩出してきた。以前、美浜町の敬老会に来たときは正統派の漫才だった2人だが、このときは全身タイツなどを着たコントで挑戦。印象に残るリズムネタで多くの笑いをとり、ネタ動画を投稿したYouTubeの再生回数もうなぎ上りとなっている。大阪で活動していた骨付きバナナは3月から上京し、またこうだいさんは勤めていた市役所も辞め、本格的に芸人活動を始める。

 この2組の活躍は、出身の日高地方の活性化に大きく影響することだろう。2024年もファイヤーサンダー、骨付きバナナ、この2組の活躍に注目したい。(城)