瀧姫(前)と聖の君が時代行列

 「おたきさん」の愛称で知られる印南町印南原の瀧法寺(西山宝性住職)で29日、恒例のいなたきまつりが行われた。

 午前は観音堂で護摩供養があり、午後は境内に祭られている伊奈瀧大権現、重岩大明神などの神様に家内安全や疫病断絶を祈願。西山住職が読経、参列者は地域の平和安全を祈った。

 祈願の後は寺に伝わる「聖の君と瀧姫伝説」にちなんだ時代行列が行われた。西村光太朗君(稲原小1年)が聖の君、川畑智菜ちゃん(同2年)が瀧姫に扮し、巫女や天狗、神輿、幟など子どもから大人までが列をつくり「いーな、いーな、いーなたき」と囃子言葉を合唱。4年ぶりに境内の外を練り歩いた。