最後に「負けないで」を熱唱

 御坊市塩屋町北塩屋、アズビル金門エナジープロダクツ株式会社和歌山工場の軽音楽同好会主催、第10回「AKWY Live in GOBO」が18日、市民文化会館大ホールで開かれた。

 地域貢献活動として、地元学校の学生に音楽活動の場を無償提供する趣旨で続けてきたが、同部が廃部のため今回が最後のライブ。まず紀央館高吹奏楽部がポップスやクラシック曲、映画音楽等幅広いジャンルの曲を演奏。チューバのソロ等も交え聴きごたえあるプログラムを披露した。続いて日高高フォークソング部。ギターやキーボードに合わせてあいみょんやAdоの曲を熱唱したほかオリジナル曲もうたい、大きな拍手が送られた。同軽音楽同好会のバンドIRISは卒業ソングとして知られる「3月9日」などバラードを中心に演奏。「御坊市の音楽イベントが終了したのを受け、地元の学生たちに活動の場をと始めましたが、今回で最後となります」とあいさつ。客席から花束が贈られ、涙するメンバーの姿もみられた。

 フィナーレはZARDの「負けないで」。例年は出演者全員が舞台に登場するが、感染症予防のため紀央館と日高高から1人ずつとIRISメンバーとで熱唱。大きな拍手で幕を閉じた。