2022年度第32回県農業教育賞(県、県農中央会主催)の最優秀賞に、日高川町の笠松小学校(高垣利加校長)が決まった。

 県農業教育賞は、小中学校の児童生徒が農業の実習体験や学習などを通じ、自然や生命の大切さを育む食育活動、食農教育を実践している学校を募集、表彰。今年は16校の応募があり、最優秀、優秀賞を各1校と奨励賞を2校選んだ。

 笠松小は20年度の奨励賞、21年度の優秀賞に続いて、今年度は最優秀賞を受賞した。3~6年生5人が運動場の端約24・5平方㍍を開墾し、畑の面積をこれまでの2倍に拡張。安心安全や循環をテーマに研究し、落ち葉と米ぬかで堆肥づくりなど工夫を凝らし、今年度は学校近くの産品販売所で収穫した野菜の販売も行った。全校で「つくる、育てる、食べる」の一連の畑活動を実施していることが認められた。

 表彰伝達式は3日に、同校で行われる。日高地方で受賞したのは同校のみだった。