購入農家に届けられる農機を見送る役員ら

 JA紀州(芝光洋組合長)は12日、日高町高家の県農紀南農機施設事務所で農機の初荷出発式を行った。今年の販売実績は5200万円で、合併当初から9年連続で目標を達成した。

 会場には、トラクターやコンバイン、乗用田植え機など販売された農機がずらりと並べられ、役員や来賓、販売担当者らが出席。芝組合長は「農業資材や肥料などの価格高騰で農業経営が厳しいなか、このように多くの組合員さんにご注文いただけたのは、JAへの期待の表れ。日ごろの細やかなサービスが大きく実を結ぶと思うので、期待に十分応えられるよう今後もともに頑張っていきましょう」とあいさつした。

 来賓の県農協連合会の辻野博二常務理事が祝辞を述べたあと、津村耕平専務の発声でジュースで乾杯。式のあとは役職員に見送られ、農機を積み込んだトラックが「初荷」と書かれたのぼりをはためかせ、購入農家へ出発した。

 昨年11月に農機具の展示会を実施し、成約した農機が初荷として出荷されており、今年は3500万円の目標を大きく上回る実績となった。