社の前で舞う獅子

 由良町網代の恵美須神社で8日、網代区(工徳一夫区長)と紀州日高漁協由良浦支所(中野仁支所長)の十日えびす「恵美須まつり」が行われ、関係者らが大漁や商売繁盛、海での安全を祈願した。

 神事で出席者が順に玉串をささげ、工徳区長が「えべっさんは海や漁業、商売繁盛、家内安全、無病息災と人々を幸せにする神様として祭られてきました。この一年の安全や繁栄、皆さんのご多幸ご健康を祈念します」とあいさつ。中野支所長は「(この後の)獅子舞でコロナ禍を吹き飛ばしてほしい」と述べた。

 地元青年会(池ノ本勇二会長)の獅子舞奉納もあり、太鼓と笛の音が響くなか、蟹江司さん(22)、白樫彪矢さん(23)が威勢よく獅子を舞った。餅まきは新型コロナの影響で取りやめとなったが、会場は寒空を吹き飛ばすような熱気に包まれていた。