高所作業車からトラス橋を見学する参加者

 由良町神谷の株式会社駒井ハルテック和歌山工場(板橋健一工場長)で17日、見学会が開かれ、地域住民や従業員家族ら約200人が楽しんだ。

 鋼橋ができるまでをクイズラリー形式で見て回り、仮組み立てされた長さ120㍍、幅9㍍、部材を三角形につなぎ合わせたトラス構造の鉄橋(トラス橋)を見学。このトラス橋は大阪市の淀川に架設が予定されている阪神電気鉄道の橋梁の一部で、参加者は普段見られない大きな橋げたを間近で見たり、高所作業車から見下ろしたりして「迫力満点ですね」と興奮した様子だった。

 日ごろからお世話になる地域住民や従業員の家族らに、工場を見学してもらえる機会にと開催。トラス橋の仮組み立て完了に合わせて7年ぶりで、このほか由良産のみかん詰め放題やお菓子のつかみ取り、VR体験も好評だった。