喫煙歴約30年の夫がついに禁煙外来を受診。今まで何度か禁煙にチャレンジしていたが、いつの間にかまた吸い始めており続かなかった。自宅は室内禁煙にしているので、暑くても寒くても嵐でもせっせと外に出て吸うヘビースモーカー。医学の力を借りるしかないと今年中に受診する約束でやっと重い腰を上げた。
処方はニコチン貼付薬で離脱症状を抑えながら徐々に吸収量を減らしていくというもの。クリニックで医師に、「体に悪いものを自分で摂取するのは人間だけ」「今までのたばこ代を貯金していたら家が建つ」などしっかりお説教を聞いてやる気になっていて、もらってきた「禁煙ガイドブック」を真面目に読んでいた。離脱症状が出て一番つらいのが2・3日目らしく、今日で3日目なので、頑張って乗り越えてもらいたいと思う。
全国の成人喫煙率は、2019年の数字で男性が27・1%、女性が7・6%。1966年がピークで男性が82・3%、女性は15・7%。ここから右肩下がりとなっているのと逆にたばこの価格は飛躍的に上昇。一般的な紙巻たばこは85年に1箱200円だったのが2010年には400円を超え、21年には580円となり、その約60%を税金が占めている。
友人など周囲もたばこ税の増税をきっかけに禁煙した人が多く、世間でも少数派になっている喫煙者は随分肩身が狭くなっている。防衛費の増強でもその財源のひとつに急速に普及した加熱式たばこの増税案が出ている。健康のためと大義名分があり上げやすい税金で、やめたい人のきっかけになるのはいいが、たばこを吸う時間を大切にし、こよなく愛している人には残念な話。愛煙家はますます肩身が狭くなりそうだ。(陽)


