字馬・絵馬と一緒に鳥居さん㊧と間野宮司

 日高川町三百瀬の紀道神社(間野常民宮司)に13日、来年の干支「卯」の絵馬と「卯」の字を書いた字馬が奉納された。大みそかの31日に本殿正面に飾られる。

 絵馬は船津の氏子で水墨画華水会の会員、髙尾光子さん(75)と原陽子さん(75)の2人が描き9年目、字馬は平川の氏子、鳥居哲治さん(73)で16年目の奉納となった。絵馬には、家庭円満や子どもの成長などを願い、慈愛に満ちた目の母ウサギに寄り添う子ウサギと縁起物の松竹梅が描かれている。文字は、コロナで大変だった日々に明るい日が差し、ウサギのように跳びはね、幸福が訪れるようにと、「一陽来復」の四字熟語の復に「福」の字を使っている。

 字馬には「卯」と同神社の三徳「良縁成就」「家庭円満」「健康長寿」の言葉が記されている。

 間野宮司は「毎年、絵馬と字馬にお宮を彩ってもらっています。来年はコロナ撲滅と3年できていない秋祭りの開催を願っています」と話していた。