御坊市で開かれた少年野球タイガースカップ開会式で、阪神タイガースの糸原健斗内野手(30)と北條史也内野手(28)が子どもたちを激励に訪れた。開会式後、インタビューに気軽に応じてくれたナイスガイ。「自分も小学生のときはプロ野球選手になるという夢を持ってやっていた。みんなにも夢を持って頑張ってほしい」との言葉が印象深かった。夢や目標は誰でも持つことができる。何の資格も要らないし、お金も要らない、それでいて人を突き動かす原動力になる。小さいころ、これといった夢を持っていなかった自分をいまさらながら悔やむ。
サッカーW杯の余韻はまだ日本中を包み込んでいる。決戦へ出発するときの見送りはわずか数人だったが、空港で帰国を歓迎した人はロビーいっぱいの650人いた。テレビのインタビューに答えていた同じユニホーム姿の子ども4人組は、「絶対にプロ選手になる」とかわいく答えていた。侍ブルーの戦士たちは日本中に熱気と興奮、感動を与えたが、何よりの功績は子どもたちに夢を与えたことではないかとも思う。「いつかあのユニホームを着て世界と戦いたい」そんな思いを抱いた子どもたちがたくさんいる。その思いが日本をさらなる高みへと導くことだろう。
日本人が、テニス4大大会で優勝、マスターズゴルフで優勝、陸上短距離でメダル獲得、昔は夢のまた夢だったが、すべて現実となった。Jリーグ発足前、日本はW杯出場が悲願、決勝ラウンドに進出するなどまさに夢だった。夢に向かって一歩踏み出せば必ず近づける。50代手前の筆者も夢を与えてもらったと感じている。スポーツの力は人を強くする。日本を背負って戦った選手たちに感謝。(片)


