日高川町の人権講演会が、朝日放送テレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」で30年以上お天気キャスターを務める気象予報士の正木明さんを講師に行われた。
講演のテーマは「パパはお天気キャスター~子育て・家事・互いを尊重し、支え合う正木家のルール~」で、一般家庭より日中自宅で過ごす時間が多い暮らしの中、相手を尊重しながらしっかり見守るこれまでの子育て方針や、19歳になった娘への接し方などを話した。このほか、今最も興味があることとして気候変動についても触れた。スウェーデンの環境活動家が16歳のときに国連気候行動サミットでスピーチした動画を流して紹介し、地球の平均気温の上昇などについても説明した。一見、人権とはかけ離れた話題だったが、世界中で影響を受けている気候変動や地球温暖化は、一部の先進国が大量に排出している温室効果ガスが原因のため不平等が生じており、人権にも関わっていると話していた。
開催中のサッカーワールドカップは、開催国カタールについて、スタジアムの建設環境が劣悪で多くの外国人労働者が死亡したとされる報道や、LGBTQ問題、女性の権利など人権問題が取り沙汰されている。現代でも世界の文化や宗教の違いで人権に対する考え方が大きく違い、批判や抗議する他国にも温度差があって、人権問題の難しさを感じる。
「人権」という言葉は堅苦しい印象を受けるが、すべての人が命や自由を確保し、それぞれの幸せを追求する権利で、誰もが生まれながらに持つ一番身近なもの。小学生の人権作文では「相手に思いやりを持つことが大切」などと書かれることが多いが、子どもが分かることなのになぜこんなにも難しいのか。(陽)


