株式会社リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」が全国1万4123人の宿泊旅行者を対象に行った「じゃらん宿泊旅行調査2022」(リクルートじゃらんリサーチセンター調べ)の「都道府県魅力度ランキング編」(2021年度)で、和歌山県が総合満足度91・0%を獲得。前年1位だった沖縄県(90・8%)に0・2㌽の差をつけてトップとなった。

 調査は観光等を目的とした宿泊を伴う国内旅行実態(出張、帰省、修学旅行等除く)を調べるもので、今年で18回目。和歌山が高評価を得たテーマ別の魅力度では「子供が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」で3位、「ご当地ならではの体験・アクティビティが楽しめた」で7位に入り、選んだ理由別では「魅力的な温泉があった」で6位、「良い宿・ホテルがあった」で6位、「特定の観光地・スポットに興味があった」で10位となった。

 テーマ別魅力度ランキングでは一方、「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」で福井、石川、富山の北陸3県がベスト3を独占。また、「魅力ある特産品や土産物が多かった」では16年間1位の沖縄県に代わって石川県がトップ、「地元の人のホスピタリティを感じた」では沖縄県が17回目の1位となったが、3項目とも和歌山県はトップ10に入っておらず、ここがさらなる飛躍への課題といったところだろうか。

 旅の満足度で全国1位となった和歌山。県全体の話だが、日高地方にとっても明るい話題。御坊・日高にも魅力のあるものがたくさんあり、課題を克服しつつPRして、観光振興につなげられればいいと思う。(笑)