レジでスマホのQRコードをかざし、店員が読み取り、「ペイペイ!」と響く。最初は少し恥ずかしかったが、今ではもう当たり前のようになった。QR決済と言えば今行われているマイナポイントの受け取りに使っている人も多いだろう。筆者も申し込んだが、すぐに1万5000㌽が追加された。

 市場調査事業のICT総研がマイナポイント利用状況に関する調査結果を発表。7、8月にインターネットユーザー約6000人へのウェブアンケート。マイナンバーカードへの申し込みは約5割、健康保険証や公金受取口座は約3割が登録したと回答。そのうちポイントを受け取ったサービスは、マイナカードの新規取得、健康保険証・公金受取口座のいずれでもペイペイが約30%を占めてトップ。2位は約15%の楽天カード、3位はWAON、4位と5位は「au PAY」と「d払い」となった。

 別の会社が7月に発表した最新のQR決済の利用ランキングでもペイペイが2位にダブルスコアに近い差をつけて1位。2位は楽天ペイ、3位はd払い、4位はau PAYだった。上位4位は、いずれも携帯電話の大手キャリアだが、中でもペイペイが抜けている。ペイペイの成功は、ポイント還元とそのPR方法などさまざまあるが、他の3キャリアと異なるのはサービス名に「ソフトバンク」など、キャリア専用を印象付けるネーミングにしなかったこともあるだろう。

 2018年ごろから伸び始めた日本のQR決済。多くのサービスが乱立し、さまざまな戦略を展開してきたが、4年目の今の勝者はペイペイだ。これまでの戦略も興味深いが、この一人勝ちがどこまで続くのかも注目したい。(城)