ワンツーフィニッシュを決めた火縄さん㊨と大堀さん

 第33回コスミックレディース&ビギナーズトライアスロン大会が19日、大阪府岬町のせんなん里海公園で開催された。日高地方を拠点に活動するランニングチームMRCのメンバーがトライアスロンに初挑戦し、火縄弘行さん(41)=日高川町小熊=が優勝、大堀泰史さん(37)=日高町小中=が準優勝を飾った。

 せんなん里海公園の海水浴場でスイム0・75㌔、公園内の周回コースでバイク20㌔、ラン5㌔の短距離レース。初心者が参加しやすい大会となっており、約70人が参加してタイムを競った。

 スイムは火縄さんが2位、大堀さんは4位で通過。バイクは5㌔付近で火縄さんがトップに立ち、途中、2位に上がってきた大堀さんが火縄さんを追い抜く場面もあったが、後半に火縄さんが抜き返すなど2人がレースをリード。1位でランに入った火縄さんがトップを譲ることなく優勝を決めた。大堀さんは最後のランで猛追する3位の選手(ラン区間1位)を振り切り、2位でゴールした。

 火縄さんは、スイム2位、バイク4位、ラン3位と総合力が光り、近年の同大会で最もレベルの高い1時間12分59秒でゴール。

 大堀さんはスイム4位、バイク1位、ラン6位の1時間14分33秒だった。ランニング歴6年の火縄さんは、トライアスロンのため4月から日高BHAスイミングスクールで特訓を続け、初レースに挑戦。「スイムは最初、50㍍泳ぐのがやっとで、3カ月かけて750㍍泳げるようになった。バイク、ランに不安はなかったが優勝できたのは驚き。一緒に練習したMRCの仲間、BHAのコーチのおかげです。今回はビギナーレースでしたが、普通のレースでも通用するよう楽しみながら練習を積んでいきたい」と笑顔を見せていた。

 大堀さんも練習期間3カ月の初レースで、「火縄さんにはランで勝てないので、得意のバイクで抜いて差をつけたかったが、できなかった。練習の成果で2位の結果を出せてよかった。何より、チームメイトとワンツーフィニッシュできてうれしい。今後はもっと大きな大会へチャレンジしていきたい」と喜んでいた。