2022年度県警第2回警察官A(大学卒業者)と、警察官B(短大や高校卒業者)の各採用試験は、7月1日から申し込みの受け付けが始まる。御坊署は同7日に体験型採用説明会を開催。母校や地域の学生らに警察官の仕事の魅力を伝えるリクルーターの御坊署員も「やりがいがあっていい仕事」と多くの参加、受験を呼びかけている。受験の申し込みは電子申請のみ、受け付けは8月19日まで。

 試験区分と採用予定はAが男性、女性各5人、Bは男性31人、女性8人程度。受験資格はAが1990年4月2日以降に生まれた人で、2023年3月末までの卒業見込みを含む。Bは1990年4月2日から2005年4月1日までに生まれた人。1次試験は9月18日に和歌山市(和歌山東高校)と田辺市(田辺工業高校)の2会場で行われる。

 御坊署でリクルーターに任命されているうちの一人、御坊駅前交番の大久保咲来(さくら)巡査(21)は、「やりがいが感じられる仕事。犯罪者の逮捕もですが、困っている人の助けになり、安心してもらえたときが一番です」と魅力を語り、「情熱、なりたいという気持ちがあれば、誰にでもチャンスがあります」。「説明会にも一度ぜひ参加してください。私は幼いころ憧れて警察官になりました。カッコよさ、魅力を感じてもらえると思います」と話している。

 説明会は7日午後4時から、御坊市湯川町財部の御坊署で。内容は警察業務の説明と体験(鑑識体験や車両見学)、給与・福利厚生、試験対策(合格者の体験談)、申し込み要領の説明・写真撮影サービス、個別の質疑応答となっている。中学生から参加でき、保護者だけでもOK。「警察の仕事を体験したい人、採用試験対策について知りたい人、子どもには公務員になってほしいと考えている保護者さん、それぞれに対応できる説明会です」とPRしている。

 問い合わせは御坊署℡073823―0110。

警察の仕事の魅力を語る大久保巡査