園児と一緒にサツマイモの苗を植える生徒

 日高高校中津分校の1、2年生が25日、総合学習の一環で、なかつ保育所の園児と一緒にサツマイモの苗を植えたほか、小麦の収穫体験も行った。

 地域の人や異世代間の交流、食育などを目的とした授業で、講師はなかつ保育所近くの休耕地を借り、食の安全のためにオーガニック野菜を栽培する高津尾の佐々木義秋さん(65)。1年生11人は、なかつ保育所の4、5歳児10人とペアになり、手をつないで畑へ。1週間前に生徒が畝を作り、マルチシートをかけて準備した畑に並び、2人一組で紅はるかの苗を植えた。

 生徒は園児に名前を聞いたり、園児が植えるのを優しくサポートしながら交流。秋には収穫も一緒に行う予定にしているほか、焼き芋販売にも取り組む。

 2年生23人は、佐々木さんが育てたパン用小麦を鎌で刈り取り、脱穀機にかける作業を体験させてもらった。