新入生を代表して宣誓する岡君(紀央館)

 紀央館高校と南部高校で11日、入学式が行われ、真新しい制服に身を包んだ新入生が、高校生活をスタートさせた。

 紀央館は普通科120人、工業技術科37人の計157人が入学。国歌静聴、校歌紹介、入学許可の後、久原享校長が式辞。同校校歌の「それぞれの価値、それぞれの道」の歌詞について、「他人の価値を認め、互いに高め合い、それぞれの目標達成へ各々が努力して道を開いていくということです」と紹介し、「本校で学び、自身の価値を高め、自分が選んだ未来へ進んでください」とエール。新入生を代表して岡知希君が「規則を固く守り、生徒の本分を尽くすことを誓います」と決意を述べた。

 南部は普通科56人、食と農園科54人の110人が入学。内川さやか校長は式辞で、これからは予測困難な未来を生き抜くために答えのない問題を力を合わせて解決する能力が求められるとし、「学ぶ楽しさを知り、学び続けることを身につけてほしい。そして感謝の気持ちを持ち、周りの人たちと協力し、予測困難な未来に立ち向かい、素晴らしい未来を作ってほしい」と激励した。新入生を代表して木田朱門君は「高校生活が悔いのないものになるよう、勉学、クラブ活動をはじめ、すべてのことで自分の力を出し切ることを誓います」と力強く宣誓した。