花文字の前で啓発する署員

 県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」(0120―508―878、これは・わなや」を知ってもらおうと、御坊署は庁舎前の花壇に電話番号の花文字を作成。横断幕も設置し、8日、啓発活動を行った。

 御坊地区警察官友の会(吉田擴会長)、警友会御坊支部(入田悦二支部長)が協力。電話番号の形に色とりどりのビオラを植え、署員が作った県警マスコット「きしゅう君」のモザイクタイルアートも置いた。

 24時間対応の「その話ホンマに大丈夫?かけて損なし『ちょっと確認電話』」は昨年3月から運用開始。下6桁の「508・878」を「これは・わなや」の語呂合わせにしており、同署は「『508・878』(これは・わなや)の花文字『これは・はなや』。電話やメールでお金、キャッシュカードの話が出れば、とりあえず確認することが大切。一人で考えず、気軽に確認してください」と呼びかけている。

 この日は署員が自動車運転免許証の更新講習を終えて帰るドライバーに特殊詐欺被害防止や防犯の啓発グッズを配布。御坊地区警察官友の会の野村義夫事務局長は「多くの人に見てもらって特殊詐欺の被害を防げたら。訪れる方の癒やしにもなれば」と話し、印南町の30代の主婦は「専用フリーダイヤルで相談しやすそう。スマホで写真を撮ったので友だちにも教えたい」と笑顔を見せていた。