日高町高家、中央公民館内に開設された木下グループ日高検査センターで１２日、県が昨年末から県民を対象に実施しているＰＣＲ検査等の無料化事業がスタート。これで県内全ての振興局管内で検査体制が整った。今後も順次拡大していく。
同事業は昨年１２月２２日から、健康上の理由でワクチン接種を受けられない人や１２歳未満を対象に、陰性確認のため必要なＰＣＲ検査等を無料で実施。事業者を募集し、また、大阪府等でのオミクロン株市中感染を受けて１２月２８日からは、県内在住で感染に不安を感じる無症状の人に対してＰＣＲ検査を無料にする一般検査事業を始めている。
１２日から開始されたのは日高振興局管内初の日高町を含めて５カ所。これで県内の薬局など３１カ所（和歌山市１３、海南市１、紀美野町２、岩出市１、橋本市３、湯浅町、有田川町、日高町各１、田辺市５、白浜町１、那智勝浦町２）でＰＣＲ、または抗原検査が受けられる。
木下グループ日高検査センターでは午前９時から、月～土曜が午後５時まで、日曜・祝日が午後３時まで。県によると、１１日までに県内全体（２６カ所）で合わせて９９３人が検査を受け、２０人の感染が判明している。
