2022年がスタートした。新型コロナが急拡大する中、仕事始めがあり、もう成人の日を迎える。私たちの会社の今年のスローガンは「相補協働」。社長のあいさつから「相補」は互いに足りないところを補い合う、「協働」は立場や活動は異なっていても同じ目的のために力を合わせるという意味。削り合う議論よりも補い合う議論で前へ進み、地域の皆さまの役に立つ新聞社を目指していくため私も頑張りたい。

 仕事始めの4日、日高広域消防で年頭訓示を取材した。若手といわれる職員が大半を占める中、小西威寿消防長は「新しい感覚と深い洞察力」を持っての職務遂行を要請。職員一人ひとりがプロとして、住民が求めていることは何か、消防が求められることは何かを洞察して、真の意味での「いい仕事」に期待を込めた。さらに「成功の満足感」を積み重ねるようげき。「漫然と流れに身を任せる生活では充実感が薄いのは当然で、人生の最高の充実感は自分で立てた目標を自ら達成したとき」とし、具体的で現実的な目標と長期の目標を設定、それに向かって走り続けてほしいと呼びかけた。

 次の日、御坊市消防の年頭訓示では坂口秀紀消防長が「『凡事徹底』、当たり前のことをばかにしないでちゃんとやる。失敗を反省して次へつなげるということを含め、この1年間、組織力を高めるためにも凡事徹底という言葉を胸に、日々訓練に取り組んでいただきたい」と激励。当たり前のことを当たり前にする。両消防長の言葉は消防職員だけでなく私たち社会人にとっても大切なこと。今年も目標を立てて凡事を徹底、読者の皆さんの役に立つ、いい仕事がしたい。

(笑)