力強い筆さばきで揮ごうする生徒

 みなべ町埴田、鹿島神社(亀井隆行宮司)で1日、新春大書き初めが行われ、南部高校書道部の生徒4人が新型コロナ禍の終息を願って力強いパフォーマンスを披露した。

 県高校総合文化祭で鹿島神社の伝説を作品にしたのが縁で行っており、今年で3年目。


 火縄明俐さん、小倉愛菜さん、村田遥香さん、瀧田恭大君(いずれも1年)の4人が、境内中央の特設舞台にはかま姿で登場。縦180㌢、横90㌢の2枚の紙に「壬寅」と、自分たちで考えた「勇ましく ゆらぐことなく 起き上がり」の文字を音楽に乗せてリズムよく揮ごうすると、集まった初詣客から大きな拍手が湧き起った。火縄部長は「『勇往邁進』と『七転八起』の2つの言葉から2文字を取りました。勇起(勇気)を胸に諦めずに突き進み、笑顔あふれる1年になってほしいと願いを込めました」と話した。


 書き初めの前には木田美々花さん(13)、山下小有紀さん(13)、深山紅愛さん(13)、中嶋渚さん(13)の4人が巫女の舞を奉納した。