由良町内3小学校の円滑な統合を目指す小学校統合推進委員会(委員長=寒川正美教育長)の第6回会合が6日、中央公民館で開かれた。統合小学校の校名は一般から公募するとし、募集要綱を1月の町の広報誌などに掲載することなどを決めた。


 統合時期は2023年度で、統合校舎に既存の由良小学校を活用。将来的には高台の安全な場所への新校舎の移転を目指す。


 委員会は7月末に4つの専門部会を設置し、第1部会は「校舎施設及び設備」、第2部会は「校名、制服等及びPTA関係」、第3部会は「通学関係」、第4部会「教育計画」をそれぞれ検討し、今回、各部会の協議内容が報告された。


 第2部会は校名案の募集要綱について「募集期間は1月4日から同月31日まで、1人1点の応募とする」などと説明。「応募数の多い名前を校名として決定するものではない」とし、方法については「官製はがき、封書、ファクス、電子メールのいずれかとする」という。集まった中から委員会で検討し、校名案を決定する。発表は来年4月ごろ。


 委員から「募集要綱に『由良町にふさわしい』などの言葉を加えてはどうか」などという声が上がったが、特に内容を問題視する意見はなかった。


 このほかの専門部会は、津波避難場所、スクールバスの時間やコース、統合前の交流学習など協議した事項の内容が報告された。