西日本高速道路株式会社は24日、阪和自動車道・湯浅御坊道路有田―印南IC間(延長30㌔)の4車線化工事が12月18日午前6時に完成し、供用開始すると発表した。

 県内の高速道路4車線化は2011年5月に有田ICまで完成しており、その後有田―印南IC間でも各地で造成や橋、トンネル工事が進められてきた。また、川辺ICは今回の工事で南方面への流入ランプと南方面からの流出ランプが完成し、フルインター化される。

 12月26日午前10時から田辺市内のガーデンホテルハナヨで事業完成式典も行い、二階俊博衆議院議員、国土交通省幹部、仁坂吉伸知事、周辺市町村長らが出席を予定している。

 高速紀伊半島一周をライフワークとしている二階氏は「私は国土幹線軸から離れた半島・和歌山県の地理的ハンデを克服し、豊かな故郷の将来像を心に描いてきた。高速道路の交通量が当初想定より増大したいま、和歌山のさらなる飛躍にとって重要な今回の4車線化工事の完成は、待ちに待った一歩。関係者の皆さまとともに喜び合いたい。さらに印南―田辺IC間(延長17㌔)の4車線化も早期完成に尽力したい」と話している。