写真=カードやポスターを手に生徒

 日高高校附属中学校3年生40人はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、カードゲーム作り、ポスター作り、美化活動の3班に分かれて取り組んでいる。11月25日には地域に出て活動に取り掛かり、SDGsへの関心を呼びかける。

 学習の一環でSDGsについて学ぶなか、もっと地域に広めようと「カード班」「ポスター班」「掃除班」の3班に分かれて準備している。

 カード班は、5月に㈲メモリアルウエストの畑哲良さんに教えてもらったカードゲーム「2030SDGs」を子ども向けにリメーク。用語を簡単にしたほか、カードの写真をかわいいイラストで作り直した。

 ポスター班は「飢餓をゼロに」「気候変動に具体的な対策を」の2つの目標に関する4種類のポスターを作成。

 掃除班は「住み続けられるまちづくり」「陸の豊かさを守ろう」の2つの目標達成へ、校内や学校周辺の清掃活動を行ってきているほか、環境美化のポスターも作成。

 3班とも11月25日の活動日に向けて進めており、当日は御坊小学校の児童にカードゲームをプレーしてもらうほか、製作したポスターを地域の商店などに貼ったり、煙樹ヶ浜などの清掃作業を行う。

 カード作り班の北野朱莉リーダーと及川真未副リーダーは「私たちもカードゲームで興味を持ったので、小学生のみんなにも楽しみながら学んでほしい」。ポスター班の前田拓海リーダーと西田侑扇副リーダーは「いろんな人に見てもらって意識を高めてもらいたい」。掃除班の北出敦寛リーダーと岡省吾副リーダーは「いろんな場所で活動することで、地域も巻き込んだ活動につなげていきたい」と話している。