写真=産湯海岸でヨガのインストラクターが体験 

 日高町商工会は産湯海岸浜ノ浦を活用した地域活性化イベントとして、海岸でヨガを楽しむビーチヨガの計画を進めている。各地でヨガ教室などを開催している和歌山市のシュリカリジャパンと連携した取り組み。商工会が今年2月に策定した産湯海岸を生かした活性化事業計画に盛り込んでいた内容の1つで、シュリカリジャパンが来年春のスタートを目指す。

 毎年秋、産湯海岸で行われてきたイベント「クエフェア」が2年前に終了したことを受け、商工会が代わりとなる新事業を日高町地域活性化事業計画として企画。「産湯海岸」と「日高町」を掛け合わせたネーミング「うぶひだか」のタイトルで計画案をまとめた。ビーチヨガはマリンレジャーとして計画案に盛り込まれていた内容。町にも「うぶひだか」を提案していたが、予算がついていないため、今回は町商工会が主体となって進めている。

 17日にはシュリカリジャパンの代表で本場のインドやタイで学んだ日本第一人者の中口朋子さん(45)ら6人のヨガインストラクターが海岸を下見に訪れ、実際に砂浜でヨガを体験。中口代表は「砂質が柔らかく、気持ちがいい。気候がいい春と秋に開催できれば」と話していた。

 ビーチヨガは海辺の自然の中で波音を聞きながらヨガを行うことで開放感があり、ストレスの発散につながる効果もある。シュリカリジャパンは10年前から和歌山市の片男波でビーチヨガを開催しており、これまでに延べ約1000人が参加。若者から高齢者まで幅広い年代で人気となっているという。