仁坂吉伸知事は5日、定例会見を行い、新型コロナの影響で落ち込んだ観光業の支援策として、「わかやまリフレッシュプラン3rd」を8日から販売開始すると発表した。

 リフレッシュプランは県民が県内で宿泊する場合などに2分の1、上限1万円を補助。昨年夏に第1弾が販売され、今年6月からの第2弾も20億円の予算を確保したが、すぐに完売。第3弾は県議会9月定例会で22億1650万円の補正予算が可決され、コロナの感染状況を見ながら販売時期を探っていた。

 第2弾が即完売となったことで、第3弾では12月中旬まで10回程度に分けて販売するとともに、一度に購入できる電子チケットの枚数を1人10枚(前回は20枚)に設定。また、1人当たりの電子チケット未使用分の所有枚数に50枚の制限を設けた。旅行業者による電子チケットの購入は禁止。電子チケットを購入すれば、土産物店などで使える2000円分のクーポン券ももらえる。いずれも利用期間は12月31日まで。

 仁坂知事は「第3弾はコロナが落ち着いてきたということで、県議会側から提案をいただき、感謝している。県民でも県内で知らない場所というのはいっぱいあると思う。この機会に相対的に安全な県内の旅行地を楽しみ、見直す機会にしてもらえれば」と期待した。