写真=父親らに抱かれて奉告祭に臨む子どもたち

 御坊市薗の小竹八幡神社例祭、御坊祭は宵宮の4日、新型コロナの影響で神事のみの中、「渡り初め」行事で神前での「奉告祭(ほうこくさい)」が行われ、2歳までの男の子ら11人がご祈祷を受けた。

 子どもが初めて祭りに参加することを神様に報告する儀式。奴(やっこ)に鉢巻き、「つの帯」に榊を差した子どもが、父親らに抱かれて昇殿し、小竹伸和宮司が祝詞を奏上した。昨年同様、5日の本祭で渡御(おわたり)に参加する渡り初めは中止。息子の冠誠(かんせい)君(9カ月)を連れた島の西本千浩さん(19)は「今年も神事だけで正直さみしい。来年はできたらいいですね」と話していた。

 5日の本祭には、各組の氏子総代、祭典行事が参加。美浜町浜ノ瀬のお旅所へ渡御が行われる。神社は「ご参拝していただいても構いませんが、大人数や夜間はお控えくださるようお願いします」と理解と協力を求めている。