JA紀州が開催している男性講座「粋」くらし道場の今年度第2回講義が22日、日高川町の農作物加工所で開かれ、8人の受講生がスパイスカレー作りを体験した。

 男性講座「粋」暮らし道場は、趣味の幅を広げるカリキュラムになっており、今回は「休日男子の本格スパイシーカレー」と題し、和歌山市の人気スパイスカレー店「サティヤ」の喜田真理子さんに教わった。

 最初に作ったのはキーマカレー。喜田さんは「スパイスカレーは、油にスパイスの香りを移すことから始めます」と説明し、受講生がクミンのホールスパイスを熱した油で炒めると、スパイシーな香りが立ち込めた。みじん切りしたタマネギを加え、あめ色に炒めたあと、コリアンダーやターメリックなどスパイスを投入し、ケチャップやひき肉も加え、水を入れひと煮立ち。最後に味を決める塩は、喜田さんや互いの班の鍋の味見をしながら調整し、完成させた。

 山田秀幸さん(64)、谷口政史さん(65)は、「なかなかいい味にできました。意外と簡単に作れたので、家でも作って家族に振る舞いたいと思います」と話していた。

 この日はほかに、バターチキンカレーやタマネギのアチャール(インドの漬物)なども作ったが、新型コロナ感染拡大防止のため試食はせず、すべて持ち帰った。