来月22日に愛媛県松山市の県総合運動公園陸上競技場で開幕するJOCジュニアオリンピックカップ第15回U18・第52回U16陸上競技大会の出場者が24日、発表された。日高地方からは6選手が出場することが決まり、活躍が期待されている。

 全国のランキング上位者らが出場し、男女それぞれ16歳以下は11種目、18歳以下は15種目で熱戦を展開する。U16に出場するのは、男子砲丸投げ(5㌔)に大成中の永江翔太朗選手(3年)、女子ジャベリックスローに御坊中の岡田未来選手(3年)。永江選手は夏の全国大会優勝の実績で、ランキング1位で出場を決めた。大会に向けては、「追われるプレッシャーはあるけど、いちから練習に励んで、県記録(15㍍46)を塗り替え優勝したい」と意欲を見せる。岡田さんは、陸上部の傍ら、女子硬式野球クラブチームにも所属。その強肩を生かしジャベリックスロー競技歴わずか1カ月で県の選考会で優勝し、出場を決めた。「選考会で2位だった子も同じ野球チーム。その子の分も頑張っていい結果を出したい」と話している。

 U18にはいずれも紀央館高校から、男子砲丸投げ(6㌔)に岩城結太選手(2年)、男子やり投げに川口翔選手(3年)、女子円盤投げに阪本海月華選手(2年)、女子ハンマー投げに酒井喜与選手(2年)が出場する。岩城選手は、「自己ベスト(14㍍23)を更新する15㍍を投げ、予選を通過し入賞したい」。川口選手は「本番まで1カ月、できることを全部して、高校最後の大会でベストを尽くす。目標はメダル(3位以内)獲得」。ランキング2位の阪本さんは、「大会初日の競技なので、優勝してみんなにいい流れを作りたい。記録は50㍍超えを狙います」。酒井選手は、「シーズン最後の大会を楽しんで来年につなげたい。のびのび楽しめれば、いい結果も期待できる」とそれぞれの意気込みを話した。

 出場資格は、U16のジャベリックスローなど一部の種目は県の選考会で優勝するなどの結果をもとに、和歌山陸連が各種目ごとに推薦し、決定する。そのほかの種目は、指定された2種目で参加標準記録を突破すればエントリーできる。このうち種目ごとに設定されている参加人数だけ上位記録保持者が出場できる。