御坊署は、今年1月から6月まで上半期の管内犯罪情勢をまとめた。総数は88件で前年同期比14件減少。車上狙いや空き巣、倉庫荒らし、自転車盗も減っているが、いずれも無施錠での被害がなくなっておらず、注意が求められている。県内市町村別犯罪率で御坊市はワースト2位。警察は引き続き、警戒を強化し、犯罪抑止に力を入れていく。
御坊署管内の刑法犯認知件数のうち、街頭犯罪は44件で前年同期比4件減少。重要犯罪は0件で増減なく、侵入盗は7件で7件減った。最も多かった罪種・手口は、器物損壊の20件。以下は万引き10件、暴行8件、車上狙い4件、傷害、空き巣、倉庫荒らし、自転車盗、置引き、部品狙い各5件と続いた。
主な増加は器物損壊が9件増、さい銭狙いが3件増、部品狙いが2件増、暴行、恐喝が各1件増。主な減少は車上狙いが13件減、空き巣、倉庫荒らし、自転車盗が各3件減、傷害が2件減となっている。
同署によると、器物損壊は車の傷つけが多発。車上狙いは犯人逮捕が大幅な減少につながったが、空き巣、倉庫荒らし、自転車盗を含めて依然、無施錠時の被害が出ている。
一方、人口1000人当たりの件数でみる犯罪率は、御坊市が2・30でワースト2位(前年4位)。8位の美浜町が1・46で犯罪率が上がり、10位の印南町が1・42、22位の由良町が0・74、24位の日高川町が0・65、27位の日高町が0・39で下がっている。
同署は「刑法犯認知件数の減少は、街頭活動や広報の成果と地域の皆さんの意識、協力のおかげ。2002年以降20年連続の減少を達成できるよう、関係機関と連携しながら防犯と検挙の両輪で、一層の犯罪抑止に努めていきたい。夏は犯罪の発生が増える傾向にありますので、警戒を緩めることなく取り組んでいく」とするとともに、鍵かけについてはポスターで啓発しており、「車上狙い、空き巣、倉庫荒らし、自転車盗は無施錠での被害が多く、警察もパトロールを強化していますが、少しの時間でも油断せず、鍵をかけることで防げる被害もありますので、自主的な防犯対策もよろしくお願いします」。特殊詐欺の電話や子どもへの声かけについて「不審な電話があったり、人がいたら気軽に相談、通報してほしい。特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル『0120―508―878』(これはわなや)も利用してください」と、注意を呼びかけている。


