お盆前から雨模様が続き、テレビでは各地で起こった浸水や土砂災害などの被害を伝えている。自然の前では人間の作ったものはもろく簡単になくなってしまうことを実感させられる。日高地方にも雨は降り続いたが、大きな被害もなくホッとした矢先、17日の朝に強い雨が降った。土砂降りは1~2時間程度で収まったが、連日たっぷり水を吸い込んでいた自宅裏山はすぐに石垣の隙間から水を噴き出し、山の通路は川のようになった。短時間だったからよかったものの、もっと長く降り続けば災害につながったかもと怖くなった。

 朝のうちにやんでいた雨が夕方にはまた降り出し土砂降りに。仕事を終え帰宅したときは、朝以上の水が裏山から流れ出し、石垣の上から滝のように流れ、この日2度目の土砂災害警戒情報が発表された。

 家のすぐ裏が山なら避難すべきなのか。でも、ネコもいるし、土砂降りの中移動するよりできれば家にいたいと迷ったので情報収集することに。気象庁のサイトで土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度分布が分かる「キキクル」で危険度を確認。日本の地図が出て、危険な地域を注意、警戒、非常に危険、極めて危険とその度合いで色分けして見られるようになっていた。自宅のエリアは「警戒」で、緊急は要しないのかなと思い、お天気アプリの雨雲レーダーで今後の雨の降り方もチェックすると、強い雨は1時間もしないうちに収まることが分かって一安心。予報通り気が付けば雨の音は静かになっていた。

 早めの避難や避難するための準備はもちろん大切。でも例えば旅先での避難など、情報が必要なときは活用できるサイトやアプリがたくさんある。情報を収集し、適度な心配と最適な判断の材料にしよう。(陽)