写真説明=出来上がった新庁舎北側外観イメージ

 庁舎の建て替え計画を進めている御坊市は、23日の議会新庁舎建設特別委員会(西本和明委員長)で、実施設計の進捗(しんちょく)について説明。9月5日に起工式を行うスケジュールや外観イメージ、各階のレイアウトを示した。

 新庁舎は屋上部分を含め地上6階、鉄筋コンクリート造り(一部プレストレストコンクリート造り)、高さ29・86㍍、建築面積は付属棟等を含め2324平方㍍、延べ床面積8074平方㍍(本体7698平方㍍、付属棟376平方㍍)。1階は津波による浸水を考慮し、主にエントランスや多目的ホール、倉庫、会議室が配置されている。防災対策の津波緊急避難施設として、外階段から2階の避難場所へ上れる防災デッキを設置。2~4階に各課、5階に議場が入っている。

 委員会では執行部が配置図や平面、立面図を提示。工事の段階的な予定では今年7~9月に北駐車場整備と準備、12月~2023年10月に新庁舎建設、24年1~9月に現庁舎解体とし、現段階でのスケジュールでは23年10月末に竣工、24年1月に供用開始となっている。

 新庁舎建設全体の概算事業費は53億円。実施設計業務と建設工事は前田建設・久米設計特定建設工事共同企業体が請け負っている。