写真=道路を寸断した崩土の現場

 6日午前9時すぎ、由良町神谷の県道御坊由良線で大規模な崩土が発生し、全面通行止めとなった。今のところ、復旧のめどは立っていない。

 現場は由良町漁協の事務所から東へ約200㍍。日高振興局によると、高さ20~30㍍県道沿いの斜面が崩れ落ち、県道を約20㍍区間にわたって寸断した。落石防護網が設置されていたが、土砂が金網を突き破り、道路(幅員約3・5㍍)を越えて道の下の浜まで落石があった。

 崩れた土砂の量は約100立方㍍。今後はドローンなどを使って現場調査を行ったあと、復旧工事にとりかかる。仮設道の設置も検討しているという。原因は調査中。迂回路は大引から吹井につながる町道。

 近くの民宿「かみや荘」の山野京子さんは(72)は「『大量の土砂が崩れるような『ザー』という大きな音がした。山を見ると土煙が上がり、電線が揺れていた。とてもびっくりしました」と話していた。