写真=サロン参加者に地区の活動などを聞くコーディネーター

 美浜町が2017年度から実施している生活支援体制整備事業の一環で19日、生活支援コーディネーターが和田東集会場で開かれた巡回サロンを訪問し、地域の状況や困りごとの聞き取りを行った。

 生活支援体制整備事業は、住み慣れた地域で安心して暮らしていける地域にするため、介護予防や生活支援など支え合いや助け合いができる仕組みづくりを行う事業。役場の福祉保険課と社協の職員が生活支援コーディネーターとなり、高齢者の困り事と、地域で活動するボランティアや団体や協力してくれる個人の状況の双方を把握し、ニーズと取り組みのマッチングや情報共有、各団体の連携強化などを行っている。

 2年前に続き、今年2月から、巡回サロンを訪問し、高齢者に困りごとや地域の現状などの聞き取りを実施しており、この日は生活支援コーディネーター3人が和田東サロンを訪問。同事業の説明をしたあと「和田東地区のことを教えてください」と14人の参加者に呼びかけ、百歳体操や老人クラブの地区内の活動、自治会の現状、行事など日ごろの生活について聞いた。

 スポーツクラブやJA紀州等地域で活動する団体の情報も把握。「ウオーキングのついでに、高齢者の家に寄ったりするよ」という個人の見守り活動のほか、「地区内にしっかりした津波避難場所が欲しい」など不安や困りごとの声もあった。

 コーディネーターは最後に「これからも地域の活動をもっと教えてください。地域をよくしていくために考えること、悩むこと、私たちも一緒に考えていきます。みんなで地域づくりをしていきましょう」と呼びかけた。