写真=鳥インフルで流通に影響が出ている卵(日高町のスーパー)
昨年から今年にかけて発生した鳥インフルエンザなどの影響で、家庭の食卓に欠かせない卵が全国的に品薄となっており、日高地方でも販売数量を制限するスーパーが出ている。
鳥インフルエンザは昨年11月ごろから今年3月までに全国18県で52事例が発生。ロシアの渡り鳥がウイルスを持ち込んだのが感染源とされ、過去最多となる約1000万羽のニワトリが殺処分された。この影響で卵を産むニワトリが減少し、卵の流通に影響が出ている。
御坊市の日高卸売市場によると、今年の1月から卵の価格は右肩上がりで上昇し、仕入れの量も3、4割減少したという。スーパーなどの小売店からも「1パック(10個入り)当たりの仕入れ価格が30円程度上がった」という声が聞かれ、中には「店頭価格を上げにくいので、薄利で売っています」という対応も。卸売り関係者は「卵を産む親鳥だけでなく、ひなも殺処分されたため、元の状態に戻るには半年以上はかかるのでは」と話している。
家庭の食卓にも少しずつ影響が出始めており、「夕方にスーパーに行くと、安い卵は売り切れで、高い卵しか残っていない」という声が聞かれ、印南町の40代の主婦は「弁当のおかずによく使うので、少しの値上げでも家計に響く」、御坊市の40代女性も「卵の安売り広告を見て買い物に行ったりしますが、今後は特売がなくなるのではと心配です」と話していた。


